今回は、忠岡町で新しく開発された特産品「忠岡ファブリックきのこ」のヒラタケと、今が旬の「泉州の冬野菜代表」の春菊のレシピ料理4品+エコ料理をご紹介しました。本格的な冬の冷え込みの中、郷土料理研究家の藤村加代子先生と奥イト先生の指導のもと、過去最高!25名もの元気いっぱいの皆さまと美味しく、楽しく実習しました。
春菊とは?
春菊は、冬の代表的な緑黄色野菜で、春菊の旬は11月から3月ぐらいまで。原産地は地中海沿岸となり、菊の香りを好まない欧米人は食用とせず、観賞用の植物として栽培しています。
日本国内では地域で呼び名は変わり、関西地方では「菊菜(きくな)」と呼ばれています。春菊の苦味は、茎よりも葉に多く含まれ、加熱すると苦味が強くなっていきます。
また、生の状態であれば苦味をあまり感じられなくなり、春菊の苦味が苦手な方には、生や10秒程度の短時間加熱がオススメです。
春菊の栄養素
春菊はβカロテンの含有量が多いので、抗酸化作用により免疫力アップやがん予防に効果が期待され、葉酸や鉄も豊富なので、貧血予防にもよいでしょう。また骨の形成に必要なカルシウムや、整腸作用のある食物繊維、高血圧予防によいとされるカリウム、止血作用のあるビタミンKなども多く含みます。
春菊特有の香りは、リモネンやαピネンなどの成分によるもので、リラックス効果や食欲増進、胃の保護、咳止めなどの作用があるといわれています。
ヒラタケとは?
ヒラタケは、古くは日本中で食べられてきた大変美味しいきのこの代表格で、世界的にも「オイスターマッシュルーム」と称され愛されています。
30年ほど前までは、全国的に栽培がおこなわれていましたが、現在では栽培のしやすいブナシメジに取って代わられ、生産者の減少から珍しいきのこになってしまいました。
ヒラタケの栄養素
血液や肝臓のコレステロール値の低下が報告されるなど、おいしさだけではなく、機能性の両面から見直して頂きたいきのこです。
今回の地産地消料理教室では、忠岡町のきのこラボで栽培された忠岡ファブリックきのこのヒラタケを使ったきのこ料理もご紹介しています。
藤村 加代子 先生
郷土料理研究家。大阪の食文化研究会の幹事も務める。
自身で料理教室を開くなど、食に関わる数々の取り組みを通じて、地域の素材を生かし健康にこだわった手作り料理の大切さを提唱されている家庭料理の第一人者です。
実習が終わるとお待ちかねの
実食タイム。
春菊とヒラタケの美味しさに、
料理男子もハニカミながらニッコリ。
きのこマネージャーも嬉しそう♪
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- ヒラタケが香りも良く、歯ごたえが有り、甘くて美味しかった。
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- 春菊やヒラタケを、皆んなでしゃぶしゃぶして、とても楽しかったです。お豆腐もほっこりしました。
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- ぽかぽか鍋のお出汁がとても美味しいので、〆にそうめんを入れて食べてみたい!
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- ニラではなく春菊入りのチヂミは初めてでした。簡単にできるので家でも作ってみます。
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- 春菊のチヂミは苦味がなくて子供でも好んで食べれそう。
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- 生の泉だこを食べられてとても嬉しかったです。めっちゃラッキー!
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- 泉ダコは切るときもしっかりした弾力が有り、歯ごたえがあって美味しいなぁと思いました。
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- しいたけのみそソースは保存もきき、厚揚げなどに乗せてアレンジできそうです。
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- 春菊の酢の物が良かったです。70歳になって初めて春菊を生で食べて美味しさに感激です。
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- ご飯のお供の和風の佃煮は、エコで良いなぁと思いました。
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- 切った後のくずのお野菜が、一品になってびっくりしました。
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- 初めての参加でドキドキでしたが、皆さんに優しく教えていただいて楽しかったです。
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- えぇ~ランチ(Aランチやでぇ~ 笑)をご馳走さまでした。
最後に全員で記念撮影。
皆さまお忙しい中お集まりくださり本当に
ありがとうございました!
地産地消料理教室は、地元で採れた旬の食
材を使ったレシピの紹介やお料理をする
ことで地域の活性化に努めています。
今後とも継続して開催してまいりますので、
皆さまの参加をお待ちしています。