忠岡町のうまいもん!ワタリガニ料理教室レポート(2012年10月19日金曜日忠岡町文化会館にて開催)

藤村加代子先生近影

藤村加代子先生

郷土料理研究科。大阪の食文化研究会の幹事も務める。自身で料理教室を開くなど、食に関わる数々の取り組みを通じて、地域の素材を生かし健康にこだわった手作り料理の大切さを提唱されている家庭料理の第一人者です。

料理開始!

この日は朝10時からという早い時間にも関わらず、たくさんの参加者が集まってくださいました。

カニを茹でて中身を取り出します。茹で汁はカニ汁に使用します。

カニをむく人々

カニは大きいものより重いほうが身がたくさんつまっているんですよ。

皆さんが準備をしている時に、朝とれたばかりの新鮮なワタリガニが到着!この時初めてワタリガニを見たという方もいらっしゃったそう。それからカニを煮ている間に、藤村先生からレシピの説明。カニの身の取り出し方も実演していただきました。くわしくはワタリガニの食べ方を御覧ください。

カニの身をほぐしシイタケなどの種と混ぜ、カニご飯の具を作ります。残ったカニの身で案を作ります。

皆さん慣れた手つきで手早く料理を作っていかれます。作っている最中も部屋中がカニの香りでいっぱいに!

ホワイトソースのかわりになる山芋をすりおろしカニの身と混ぜます。洗った甲羅の中に山芋ソースを注ぎチーズを乗せて焼きます

今回使ったカニはあんと25匹!カニもお鍋に山盛りになってしまいました。

カニの甲羅はグラタンの器に使うので別にしましたが、それでも鍋5つ分くらいのカニの殻が出ました。カニの甲羅焼きは味はもちろん食感や見た目も楽しめて、まさに「おもてなし」にピッタリの料理です!

なべに盛られたカニの殻

完成!できたてのホカホカです。

予定していた時間よりも早く出来上がりました。約1時間半ほどで全員完成!皆さんお疲れ様でした!

実食!

さあ食べよう!…というところに、なんと!「ただお課長」が駆けつけてくれました!あっという間にみんなに囲まれて写真撮影会に!

ワタリガニ料理の出来栄えに感激したり、参加者の皆さんと写真撮影をしたりと大忙しのただお課長

ただお課長

こんにちは!今日は忠岡町の名産、ワタリガニ料理の教室があると聞いて来ました!忠岡町などの南泉州でとれるワタリガニは、実は空港ができるなど海の環境が変わり、水揚げ量が昔に比べて減っているんです。皆さん貴重なカニ、味わって食べてくださいね!

さすがただお課長、忠岡の食にも詳しいんですね!地元の食を学びつつ、いただきまーす!

グラタンにもカニ、カニご飯にもカニ、カニのあんかけ、カニ汁ととにかくカニがいっぱい!

どこをとってもカニ、カニ、カニで、忠岡のワタリガニをたっぷり堪能できました。漁師さんにも感謝!
ごちそうさまでした!

参加した皆さんからご感想をいただきました!

  • こういう機会がないとなかなか食べられるものではないので、参加してよかったです。
  • グラタンの、カニと山芋の食感が最高!しいたけとカニの出汁も美味しかったです。
  • ワタリガニに初めて触った。初めて食べてみて、また食べたいと思いました。
  • 泉州で育ったので、小さい時からの馴染みの味だったから懐かしかったです。
  • 想像していたよりカニがたっぷりでびっくりしました。大満足!またやってほしい!

皆さんお忙しい中お集まり下さりほんとうにありがとうございました!

上記のご感想以外にも「家で家族に振舞いたい!」「また作りたい!」というお声もいただきました。皆様からのご意見を参考に、今後もさまざまな取り組みを行なって参りますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

藤村先生とただお課長の2ショット