今回は、寒くなり甘みを増しさらに美味しくなった地元の冬野菜『大根・かぶ・白菜』をふんだんに使った和食の献立4品をご紹介しました。穏やかな冬日和のなか、郷土料理研究家の藤村加代子先生と奥イト先生の指導のもと参加してくださった17名の皆さまとで協力しながら楽しく実習しました。
体に美味しい冬野菜の栄養と効能
冬野菜は、寒さから自分の身を守るために水分を減らし糖分を増加させてることによって甘くなります。
そして、水分中の糖度が高くなることで野菜は凍りにくくなり、冬でも元気に育ちます。
元気の源をつくり、体に美味しい冬野菜をたくさん食べましょう!
大根
大根には消化酵素のアミラーゼを豊富に含んでおり、たんぱく質の消化を促進し、胸やけや胃もたれ、二日酔いなどに効果があり、皮の部分にはビタミンCが多く含まれています。また、切り干し大根するとミネラル成分が凝縮されます。
葉の部分には、β-カロテン・ビタミンC・カルシウム・カロテンなど食物繊維を多く含んでいます。
かぶ
かぶの根の部分には、アミラーゼが多く含まれています。しかし、加熱すると効果が低下するので、漬物やすりおろしなど生のまま食べるとより多くの効果があります。また、葉酸や、血圧を下げる効果があるとされるカリウムも多く含まれています。
葉の部分には、βカロテン・ビタミンC・カルシウム・葉酸と、止血や骨の形成に作用するビタミンKなどを含んでおり栄養豊富です。
白菜
白菜は寒い季節に甘味が増え、白菜の芯にはビタミンC・カルシウム・β-カロテンが含まれ、体を温める作用があります。食物繊維も多いので便秘改善の効果もあり、ビタミンCは免疫力を高める働きがあるので風邪を引きやすい方にもおすすめです。
藤村 加代子 先生
郷土料理研究家。大阪の食文化研究会の幹事も務める。
自身で料理教室を開くなど、食に関わる数々の取り組みを通じて、地域の素材を生かし健康にこだわった手作り料理の大切さを提唱されている家庭料理の第一人者。今年、教室開業50周年を迎えます。
実習が終わるとお待ちかねの試食のお時間。
美味しく出来上がりましたね!
皆さま、とっても素敵な笑顔です。
そして、今回のゲストはなんと木彫りの
『ただお課長』!
忠岡町在住の岡本さんの作品です。
そっくりですね!
●いつもながら楽しい時間でした。基礎から教えていただけるので質問もしやすいです。
●大根と豚バラがみそ味で美味しかったです。ほっこりとしました。
●大根おろしのみぞれ蒸しは初めての食感でした。高級感もありあっさりとして美味しいです。
●はんぺんを使うの珍しかったです。口当たりがソフトで家族にも作ってあげたいです。
●レンジでサラダを作るというのが新鮮でした。時短にもなります!
●今回のお料理はどれもヘルシーで家族みんなが好きになりそうです。家でも挑戦します。
最後に全員で記念撮影。
皆さまお忙しい中お集まりくださり本当にありがとうございました!
地産地消料理教室は継続して開催してまいりますので、皆さまの参加をお待ちしています。