今回は、たんぱく質やタウリンが豊富に含まれた泉州のブランド食材「泉だこ」と、旬の「いちじく」を使った夏のイタリア料理4品をご紹介しました。
台風一過の厳しい残暑の中、フードスタイリストでフォトスタイリストでもある川崎利栄先生の指導のもと、15名の参加者の皆さまと元気に楽しく実習しました。
Line up
本日の食材
泉だこ
平成22年5月JF大阪漁連は、地域団体商標として「大阪府の泉州沖で獲れるマダコをボイルしたもの」という定義で「泉だこ」を登録しました。登録タコとしては初めての認定となります。
「泉だこ」は、比較的潮の流れが緩い大阪湾で育つため、一口食べれば口の中でやわらかく、コリコリとした食感とともにタコの風味の良い甘さが口の中でじわっと広がります。やわらかな食感と風味の良さと甘みの美味しさが特徴です。
いちじく
「いちじく」は果肉が軟らかいため保存や運搬が難しく、都市近郊の果物の代表として、大阪では明治以前より栽培され、現在では南河内地域・泉州地域で生産が盛んです。
実が大きくて、甘みがあることが特長で、そのまま食べるほか、てんぷらにしたり、ジャムやお菓子などに加工されます。
三進米
産業ラック国内生産量No.1を誇る忠岡町が本社の三進金属工業株式会社。
子会社としてサンシン夢ファーム株式会社を設立し、後継者がいなくなった福島県平田村の農地を受け継ぎ、肥料成分などを管理した米や野菜などを育てています。
今回は忠岡町に寄贈頂いた「三進米(福島県産米)」を使用しました。
ライム
「目指せ!住宅街でライム生産量全国2位!」
ライムは輸入がほとんどであり、国内生産量は主に愛媛で約7トン(98%)で、次いで2位の和歌山県は100kgと割合はそれほど多くありません。(農林水産省2020年データより)
令和3年忠岡町商工カーニバルにて、染織かさや儀平と連携し忠岡町住民対象にライムの苗を200株配布しました。住宅街で生産量全国2位を目指して栽培しています。
今年初採れした「忠岡町のライム」を、今回使用しました。
Teacher Profile
講師紹介
川崎 利栄 先生(フードスタイリスト・フォトスタイリスト) Web siteはこちら
家族のためにお弁当を5,000個以上作ってきた実績と料理写真が評価され、
レシピサイトNadiaのNadia Artsitとして企業のレシピコンテンツに多数携わる。
レシピ作成・スタイリング・撮影などマルチな活動を展開中。
著書「朝8分のほったらかし弁当」は、Amazonのお弁当ランキング1位を獲得。
Today's menu
本日の献立
Let’s Cookig
実習 と 実食
Tidbits on Italian Cuisine
イタリア料理の豆知識
イタリア料理は、フランス料理と双璧をなすヨーロッパの代表的な料理です。
フランス料理と比べ食材や形式へのこだわりがなく料理方法もシンプルで、素材と地方の特徴を生かした料理が多く存在します。
北イタリアでは、バターや生クリームを使うヨーロッパ大陸的な料理になり、
パスタは生の手打ち麺が豊富で、食材は肉類が中心です。
イタリアの南部地方では、オリーブオリーブオイルやトマトを多用し、
日本で一般に「イタリア料理」というイメージの料理になっていて、
パスタは乾麺が豊富で、食材に魚介類を多く使います。
Carpaccio カルパッチョ |
イタリア料理の一種であり、薄切り牛肉にチーズやソースなどをかけた料理のこと。 また、日本では魚(刺身)を使ったカルパッチョが多く食べられている。イタリア料理では主に前菜に用いられており、香味野菜を加えることも多い。 |
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Risotto リゾット |
イタリア風雑炊です。生米からブイヨンで煮立てて作ります。 「ミラノ風リゾット (Risotto alla Miranese)」は、サフランで黄金色に染まっています。 |
Polpette ポルペッテ |
イタリアの肉団子のこと。”イタリア マンマ”が作る定番料理の中に必ず入るほどイタリアではポピュラーな料理。 |
Panna cotta パンナコッタ |
イタリア語で「生クリーム」という意味の「パンナ(panna)」と「煮た、火を通した」を意味する「コッタ(cotta)」を合わせて「パンナコッタ(Panna cotta)」と呼ばれるようになりました。 |
Voice
参加者の声
- 特別な食材でない材料で作れるのが嬉しいです。家でも家族に振舞います。
- 泉だこは、歯ごたえがあってとても美味しかったです。
- 泉だこのカルパッチョは、レモンとライムがさっぱりとして美味しかったです。
- ポルペッテは、食べ応え十分で美味しかった。お弁当にも持って行けそうです。
- リゾットは思っていたよりも難しかったですが、出来た時の感動があり、より美味しくいただけました。
- リゾットは、ほぼコンソメの味付けだけでしたが、塩分量が絶妙でした。
- キャラメリゼを初めて作りました。バッチグーです(^ ^)/
- 1人で作るよりもみんなで作ることが楽しくて、毎回楽しみにしています♪
Epilogue
終わりに
最後に全員で記念撮影。
皆さまお忙しい中お集まりくださり本当にありがとうございました!
地産地消料理教室は、地元で採れた旬の食材を使ったレシピの紹介や
お料理をすることで地域の活性化に努めています。
今後とも継続して開催してまいりますので、皆さまの参加をお待ちしています。
苗から鉢植えされた忠岡町のライム