今回は、泉州特産の高級野菜として知られる『水なす』と旬の郷土野菜をふんだんに使った彩り豊かな初夏のおもてなし料理4品をご紹介しました。梅雨晴れのなか、郷土料理研究家の藤村加代子先生と奥イト先生の指導のもと参加してくださった19名の皆さまとで、和気あいあいと楽しく実習しました。
水なすってどんな食べもの?
泉州水なすは、大阪泉州地方独特の気候と風土でのみでしか育たない『幻のなす』といわれている高級野菜です。
他のなすに比べずんぐりと丸みのある形で、手で握ると水が滴り落ちるほど水分が多いのが特徴です。ここから『水なす』と呼ばれるようになりました。
なすでは珍しく生で食べることでも有名で、浅漬けとして食べられることが多いですが、果肉が細かい空気の隙間があるスポンジ状構造なので、油や調味料などの旨味をよく含み、洋風・和風・中華などにも使用できます。
水なすの旬・食べごろ
水なすの栽培には2つの種類が有り、ハウス栽培は2月~8月・露地栽培は6月~10月に栽培され、旬の食べごろは6月~8月となります。じゅわっと広がるほのかな甘味とフルーツのような食感を味わいたい食材です。
水なすの栄養素
水なすの皮の紫色には、ナスニンというアントシアニン系色素のポリフェノールの一種が含まれており、ポリフェノールのガンの予防、血圧や血糖値の正常化、抗酸化作用が有り、「眼精の疲労回復」「生活習慣病」「動脈硬化の予防」などのたくさんの効果が有ります。
また、水なすに含まれる渋味の成分クロロゲン酸には胃液分泌を増やす作用が有り、食欲低下や消化不良時にも効果的です。
藤村 加代子 先生
郷土料理研究家。大阪の食文化研究会の幹事も務める。
自身で料理教室を開くなど、食に関わる数々の取り組みを通じて、地域の素材を生かし健康にこだわった手作り料理の大切さを提唱されている家庭料理の第一人者です。
実習が終わるとお待ちかねの実食タイム。
皆さま、自分の作った料理を楽しそうに召し上がっていました。とっても素敵な笑顔ですね!
そしてなんと!ただお課長と一緒に南泉州イメージキャラクターのなすびんも駆けつけてくれました。人気者だけあってあっという間に撮影大会になりました。
●予め下準備がされていてスピーディーに作れました。
●旬の野菜を使ったたくさんのメニューがあっという間に出来上がったのでびっくりです!
●全体に彩りもよく、ボリューミーでした!とても美味しかったです。
●水なす蟹風味はとても豪華で、おもてなしに作ってみたいと思いました。
●水なす料理は、漬物かじゃこごうこしか知りませんでした。レパートリーが増えて嬉しいです。
●レシピを頂けたので、自宅でも試して家族と楽しみたいです。
●以前友達が参加して聞いていましたが、噂どおり楽しかったです!ありがとうごさいました。
最後に全員で記念撮影。
皆さまお忙しい中お集まりくださり本当にありがとうございました!
地産地消料理教室は継続して開催してまいりますので、皆さまの参加をお待ちしています。