地産地消料理教室

第22回犬鳴ポーク&泉州みつば

今回は、大阪・泉州が誇るブランド豚「犬鳴ポーク」、香り豊かな泉州野菜「泉州みつば」、泉州の冬の定番フルーツ「温州みかん」などを使ったレシピ4品をご紹介いたしました。
1月下旬にもかかわらず、春のようなぽかぽか陽気となったこの日、フードスタイリストでフォトスタイリストでもある川崎利栄先生の指導のもと、12名の参加者の皆さまと楽しく実習いたしました。

Line up
本日の食材

犬鳴ポーク

犬鳴ポーク

大阪府内で唯一のブランド豚「犬鳴ポーク」
自家配合のリサイクル飼料(パン・うどんなどをオリジナル配合で乾燥)で、飼育しています。
通常の飼育期間は生後180日間とされるところ、約40日ゆっくり飼養し220日としており、良質で臭みのない脂身と、サシの入ったあっさりとした美味しい豚肉です。

犬鳴ポーク

泉州みつば

水耕養液栽培された「泉州みつば」は、臭みやクセが少なく子供でも食べやすい味わいです。
大阪泉州農業協同組合では昭和40年代に、当時としては珍しい水耕養液栽培にいち早く取り組み、システムを確立しました。
現在でも都道府県別で第7位(平成28年産)の生産量を誇り、関西を中心に府外にも出荷されています。現在約250tの生産量があり、大阪府の生産量の約半数を占めています。
また、化学肥料と化学農薬を、通常の半分以下に減らして栽培されている点もこの商品の強みです。

玉ねぎ

玉ねぎ

泉州地域の「玉ねぎ」
栽培の歴史は古く「日本のたまねぎ栽培の発祥の地」とも言われています。
大阪府下で1番の出荷量で、水分が多く甘みがあり、肉厚で柔らかいのが泉州玉ねぎの特徴。

たけのこ

たけのこ

「たけのこ」の旬は4月~5月中旬。大阪府では主に泉州地域や島本町の山間部での生産が盛んで、手入れの行き届いた柔らかい赤土からできる朝採りの筍は絶品です。今回は、柔らかくて風味の良いたけのこを、新鮮なうちにボイル・あく抜き処理をしてびん詰にした「たけのこの水煮」を使用しました。

みかん

温州みかん

適度な酸味と甘みのバランスが取れている
「温州みかん」
泉州や南河内地域の丘陵部では、古くからコクのある味の良いみかんの生産が盛んです。

いちご

いちご

愛らしい見た目と、そのまま食べられる手軽さで
人気の果物「いちご」
ビタミンCも豊富で、約7粒で1日の必要量が摂れるほど。かつては東の「女峰」、西の「とよのか」と言われ、東西で人気品種が二分されていましたが、近年では、生産の多い各県がオリジナル品種を育成し、地域ブランドが次々に誕生しています。
今回は、和泉産の「さがほのか」を使用しました。

キウイ

キウイ

日本産のキウイは海外産のキウイと比較すると甘味と酸味のバランスが絶妙で、品種の多様性も特徴。
グリーンキウイのが主流の海外産に対し、日本では独自の品種開発も進んでおり選択肢が広がっています。
海外産は長い輸送の間に傷んだり、熟さないものも多々ありますが、日本産は粒が大きめで傷みも少なく、どの個体を選んでも美味しすぎる程の品質です。
今回は、岸和田産の「キウイ」を使用しました。

Teacher Profile
講師紹介

川崎  利栄    先生(フードスタイリスト・フォトスタイリスト)  Web siteはこちら

家族のためにお弁当を5,000個以上作ってきた実績と料理写真が評価され、
レシピサイトNadiaのNadia Artsitとして企業のレシピコンテンツに多数携わる。
レシピ作成・スタイリング・撮影などマルチな活動を展開中。
著書「朝8分のほったらかし弁当」は、Amazonのお弁当ランキング1位を獲得。

Today's menu
本日の献立

Let’s Cookig
実習 と 実食

調理風景

美味しそうな匂いに誘われて、
ただお課長がやってきました。
参加者の皆さまは大喜び!
撮影会となりました。

Dim sum and Yum cha trivia
点心と飲茶のトリビア

「点心」は小籠包やしゅうまい、ごま団子といった軽食や間食をことを指し、
「飲茶」は中国茶を飲みながら点心を楽しむ伝統的な食習慣のことです。
朝早くに、または午後のひとときや夜中に、人々が集いお茶を飲み談笑しながら点心を食べる。

そうした習慣が「飲茶」です。広東省や香港などの伝統的な習慣で、
7世紀ごろの唐の時代から始まったと言われています。

飲茶のメインはあくまでお茶。
まずは中国茶を注文してから点心を楽しむのが定番で、唐の時代ではお茶を飲むことに重点が置かれ、
かつてはナッツや菓子類が茶請けとして用いられていたそうです。
また、だんだんと料理に調味料が増えレパートリーが増えると飲茶文化が花開くようになります。
特にシルクロードの呼び名も高い広州地方では、
多くの商人たちが集い、コミュニケーションの一環としても飲茶が役に立ったとも言われています。
何かを飲み、食べながら交流を深めることはいつの時代も変わらない文化ですね。

Voice

参加者の声

犬鳴ポークが甘くてジューシーでした。おこわのハプニングもありましたが、美味しくいただきました!
おこわは、調味料を入れ忘れて薄味だなと思ってたけれど、先生の見本はおこげも香ばしくて美味しかったです。家でリベンジしてみます!
おこわは、色んな食材が入っていて食べ応え抜群でした。犬鳴ポークがジュワッと口の中で広がりました。
もち米を使って作ったことがありませんでしたが、簡単に炊飯器でおこわが作れることを知れてよかった。
今までおこわを作ったことがなかったのでとても勉強になりました。
しゃぶしゃぶは、みつばが入るとさらに豚肉の旨みを引き立て、白髪ねぎなどの薬味で旨み倍増でさっぱりといただけました。
しゅうまいは、普段食べてたものよりも脂っこくなくて何個でも食べれます。
しゅうまいは、そのままでも充分美味しいですが、家で作るときはポン酢もつけてもいただこうかと思います。
桂花陳酒のジュレは、キラキラと輝いて綺麗でした。フルーツたっぷりでお口直しになりました。
桂花陳酒であの味が作れるなんてびっくり!とても参考になりました。
クコの実は美容に良いのでたくさん入れて食べました♡
犬鳴ポークの飲茶は、作り方がそんなに難しくなかったので家族にも振る舞います。
犬鳴ポークを初めて知って食べれて良かったです。
犬鳴ポークはやっぱり美味しい!!
地産地消教室は、地産地消を知ることができる上に豪華なお料理ばかりで嬉しいです。毎回楽しみにしています。

Epilogue
終わりに

集合写真

最後に全員で記念撮影。
皆さまお忙しい中お集まりくださり
本当にありがとうございました!
地産地消料理教室は、地元で採れた旬の食材を使ったレシピの紹介や、お料理をすることで地域の活性化に努めています。
今後とも継続して開催してまいりますので、皆さまの参加をお待ちしています。